
名前:トマシュ・ロシツキー
所属:アーセナル
身長:175
ポジション:トップ下、サイドハーフ
※能力の平均値は5
※全盛期の能力

フィジカル3
弱い。
しかし、相手に触れられなければ何も意味はない。
守備は運動量とインテリジェンスでカバー。
スピード4
あるわけではない。
しかし、初速があるし、ボールが足に吸いついているため、ドリブルは速く、問題ない。
運動量8
走る。
DFでも手を抜かないし、攻撃時にはとにかく走る。
ムービングフットボールを体現している、ムービングフットボールと言えばロシツキー。
足元10
「魔法の右足」にかかれば何でもできてしまう。
相手のいない場所に瞬時にトラップし、全速力で動きながらでも何の問題もなくトラップできる。
密集地帯の「隙間」で「動きながら」プレーができてしまう、まさに天才。
ロシツキーは視野の広さが際立っているが、それは常に前を向くから、前を向けることができるテクニックとインテリジェンスがあるからである。
ドリブル7
相手を抜くドリブルをするわけではないが、スルスルと「隙間」を縫うドリブルができる。
DFをあざ笑うかのようにスルスルと駆け上がっていく姿は俊敏な獣のようであるし、DFをあざ笑うかのようにヒラリとかわすその姿は闘牛士のようである。
パス9
「隙間」に、どんなタイミングでも、どんな体勢でも、どんな場所にも、どんな種類のパスだろうが、足のどこで蹴ろうが、瞬時に、的確にパスを出せる。
彼の奏でる美しいパスのリズムは、正に「小さいモーツァルト」の名にふさわしい。
シュート4
特別良いとは思わない。
まず、打たない。
ディフェンス5
フィジカルに難があることが残念ではあるが、ファイトもできるし、運動量とインテリジェンスで十分にカバーできる。
インテリジェンス10
受けて欲しい場所に必ずいる。
出して欲しいところに必ず出してくれる。
相手の嫌なことを良く分かっている、相手を崩せるプレーができる。
文句のつけようがない、素晴らしい戦術眼の持ち主である。
彼の一番の特徴を語るのならば、パスとインテリジェンスだろう。
彼を世界最高峰の選手とさせたのは、彼のパスの特異性である。
彼のその「魔法の右足」は、足のどの部分を使おうがパスを出せるため、つまりはどんな体勢だろうがどんなタイミングだろうがパスを出せるため、あそこまで狭い場所でボールを受けることができたし、どんな場所にもパスを出せた。
そして、それをさらに際立たせたのが、そのインテリジェンスである。
判断力がずば抜けているため、狭い場所で受けられるトラップができる。
判断力がずば抜けているため、的確な場所に瞬時にパスを出せる。
この「パスの特異性」と「圧倒的な判断力」によって、「どんな場所でもパスを受けられ、どんなタイミングでも、どんな体勢でも、どんな場所にも、どんな種類のパスだろうが、足のどこで蹴ろうが、瞬時に、的確にパスを出せる」選手となったのである。
全くもって基本に忠実ではない「パスの特異性」と、持って生まれた「判断力」によって世界最高峰の選手となった彼は、まさに「天才」なのである。
総合10
「魔法の右足」を持った「小さいモーツァルト」は、言葉に表すのならば、「一人でチームを機能させてしまう選手」である。
以前、私は「一人でチームの戦術を変えてしまう選手」をフェノメノと言ったが、ロシツキーは少しニュアンスが違う。
どんな戦術だろうが、「一人でチームを機能させてしまう選手」なのである。
正に、「一家に一台ロシツキーが欲しい」、という選手。
受けて欲しいところに必ずいて、ボールを確実に運べ、バイタルを崩せ、相手の陣形を崩すことができ、味方に最高のパスを送ることができる彼は、チームの完璧な潤滑油になれるのである。
また、プレースタイルで彼を言い表すのならば、「隙間の魔術師」と言える。
「隙間」で受け、「隙間」にパスを出せる彼は、現代フットボール、ムービングフットボールの体現者である。
トッティやジダンは、そのテクニックとフィジカルで中央に君臨したが、「隙間の魔術師」は相手の小さな穴を瞬時に見つけ、そこで動きながらパスを受けて相手を破壊する、テクニックや敏捷性、そして瞬間判断力の圧倒的な早さで中央に君臨、いやピッチ全体に君臨していたのである。
中央の「隙間」で「動きながら」受けられ、中央の「隙間」に「どんなタイミング」でも「どんな場所」にも「どんな種類のキック」でも「瞬時に的確に」パスを出せる彼は、ブロック守備を崩す理想の選手であるし、ムービングフットボールの鑑のような選手なのである。
○特殊能力
「全方位トラップ」
「全方位パス」
「必ず前を向ける」
「筋トレ嫌い」
○長所
これまでで長所は語りつくした感があるので、一つ付け加えるのならば、右サイドでも左サイドでもトップ下でも遜色なくこなせる、ということだろう。
テクニックがあるがフィジカルがない、という選手のステレオタイプを覆すように、様々なポジションができ、チームのために運動量豊富に走る彼は、非常に貴重な選手である。
○短所
1に怪我。
2に怪我。
3に怪我。
○総括
まとめるなら、その「テクニックの高さとインテリジェンス」によってどこででもパスを受けられ、いつでも前を向け、「運動量とインテリジェンス」でどこにでも顔を出せ、「特異なパスとインテリジェンスと常に前を向ける」ことによってどこにでもパスを出せる選手ということである。
テクニック、パス、インテリジェンスが相互に上手くかみ合い、相乗効果で何倍もの力になっているのである。
これらの特徴により、チームの完璧な潤滑油になるとともに、相手のDFを破壊するのである。
さらにまとめるのなら、過小評価にもほどがあるし、ヴェンゲルは何を考えていたのだろうか。
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選手名鑑
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