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ウディネーゼvsミラン





セリエA第32節、ミランは敵地でウディネーゼに1-2で敗北。27節のフィオレンティーナ戦以来、5試合ぶりの黒星となった。

 スコアレスドローに終わった前節のミラノダービー後、フィリッポ・インザーギ監督は勝点3を奪えなかったことを残念としながらも、「今年に入ってからの難しい期間を抜け出したことは大きい」と語っていた。

 厳しくはなったものの、数字上は可能性を残しているヨーロッパリーグ出場に向けて、残り試合で勝利を重ねていかねばならないミラン。そんな彼らにとって、アウェーマッチとはいえ、6試合勝利なし、しかもダントツの最下位パルマにも敗れているウディネーゼは、再び上昇するための勢いを得るにはうってつけの相手と思われた。

 しかしこの試合のミランは、今シーズンのワーストゲームと言ってもいいような内容に終始し、勝点1すら得られないという最悪の結果に終わった。

 試合開始直後からホームチームのプレッシャーを受け、1分も経たないうちにアントニオ・ディ・ナターレの際どいシュートを許したミランは、優勢と言える時間帯がほとんどないまま90分間を終えたのである。

 全てのプレーで反応が鈍く、守備ではシンプルかつスピーディーな攻撃を仕掛けるウディネーゼにペナルティエリア手前まで簡単に侵入され、何とか最終ラインが踏ん張ってシュートを防ぐ状況。攻撃では相手を崩すためのパスワークというものが存在せず、個人で仕掛けては簡単に奪われ、そこから速攻を食らうという悪循環に陥っていた。

 ウディネーゼがFWディ・ナターレを活かすためのプレーを徹底し、ディ・ナターレはフィニッシャーだけでなくチャンスメーカーとしても機能したのに対し、ミランのCFジャンパオロ・パッツィーニは孤立してまともにボールにも触れず、しびれを切らして下がるも、ボールを収める前に相手DFに潰されてしまった。

 武器を有効活用したチームと、そうでないチームの明暗は、あまりにもくっきりと分かれた。

 それにしても、ミランはもはや「平凡なチーム」を通り越して「弱小チーム」にまでなり下がってしまったかのようだ。組織プレーの熟成度では対戦するどのチームにも負け、このウディネーゼ戦では個々も1対1や空中戦で競り負け続けた。

 一流選手が有しているはずの試合を読む力、チャンスを嗅ぎ付ける力というものが、現在のミランの選手からは見受けられず(ジェレミー・メネーズは別だが)、戦術の未熟さを個々で補うこともできない。スペースにボールを蹴り込んだ選手とこれに反応できなかった選手が、互いを責め合う場面が何度見られたことだろうか。

 また、意図のない攻撃のなかで偶然チャンスを得たとしても、マルコ・ファン・ヒンケルが幾度か見せた、力のない大きく枠を超える迫力ゼロのフィニッシュは、前線でボールを待ち続けるパッツィーニを怒らせ、他の選手を脱力させ、見る者を白けさせた。

 対するウディネーゼの鋭いシュートの数々は、前半から味方を勢いづけ、徐々に得点に近づいているという予感を見る者にも抱かせた。そして57分にCKからジャンピエロ・ピンツィが、73分にはディ・ナターレの素早いミドルに端を発したダイレクトプレーの連続からエマヌエル・アギエマン=バドゥが、それぞれのゴールでホームの観客を沸かせた。

 ミランは87分にアレッシオ・チェルチのセンタリングをパッツィーニが頭で合わせて一矢を報いたが、あまりに遅すぎた。パッツィーニがゴール前でフィニッシュまで持ち込めるようなボールを味方から受けたのは、この場面だけだったと言ってもいい。

 マッティア・デストロの交代出場でCF2人が前線に並び、相手マークがいくらか分散したことによるパッツィーニのゴールとも言えるかもしれないが、ならばデストロ登場時からチームとしてこの2トップを活かす攻撃を仕掛けるべきだった。それを選手に理解させられないインザーギ監督、一方、指揮官の意図を汲めない選手たち……。

 完敗を喫したミラン。そんななか、本田圭佑は4試合連続で出場がなかった。パッツィーニが縦に大きく動いて前線にスペースができた際には、本田のようなタイプの選手が活きるのではないかと思われたが、今回もインザーギ監督の選択肢からは外れた。

 残り6試合。もはや欧州カップ云々の問題ではない。このまま、無策で腑抜けたようなプレーを続けることは、来シーズンのチームにも多大なダメージを与えることになりかねない。少しでもポジティブなエンディングを迎えるために、ミランは生まれ変わらなければならない。そこで、本田はいかなる役割を担うことになるだろうか。



ーSOCCER DIGEST Webー




崩壊している守備、酷すぎる攻撃、こんな状況で勝てるわけもない。

惨敗であった。

デヨング、ヒンケル、ボナヴェントゥーラの素人でも機能しないと分かるであろう中盤をなぜ使うのだろうか。

なぜ、ポーリやムンタリやラミやサパタやボケッティを使わないのだろうか。

なぜ、機能するきざしの見えた4312をやめたのだろうか。

流石にここまで改善のきざしが見られないならピッポの解任もいたしかたない。

しかし、FWの補強を優先しようとしているフロントもどうだろうか。

いい加減中盤がウィークポイントだと気付いてほしい。

これ以上数は要らないから、CBと中盤の柱になれる選手を獲得していただきたい。


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2015/04/26 18:55 | セリエA 試合速報COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

インテルvsローマ






インテル2-1ローマ


エルナネスの見事なミドルシュートと、終了間際のイカルディの決勝点でインテルが勝利。


ローマは、左SBにホレバスを固定してから全く勝てなくなった。

普通にアシュリー・コールかトロシディスを使えば良いものを。。。

また、リャイッチ、イトゥルベも冷遇されており、甚だ理解に苦しむ。

確かに、今挙げた選手たち(+バルツァレッティ)はコンディションが落ちていた面もあるが、今出ている選手たちより良いし、何より戦術的に彼らは使うべきである。

今のローマは左SBに入ったホレバスと3トップがゲーム作りに参加できないFWたちなため、全くボールが繋げない状況となっている。

また、守備も42か43で守ろうとしており(しかもラインも低い)、そんなもので守れるわけがない。

この試合の2失点も、カウンターでもないのに、42で守っていたため、簡単にバイタルをやられた。



去年や今年始めの強いローマは、圧倒的なポゼッションとハイラインハイプレスで相手を釘付けにし、得点した後や状況によっては44で引いて守って鋭いカウンターを繰り出すという戦術であった。

しかし、繋げないホレバス、繋げない3トップなため(トッティが入っても、流石に一人ではマークが厳しすぎるし、パスコースがない)、圧倒的なポゼッションとハイラインハイプレスは勿論できなく、押しこめないからラインも低くなり、3トップも残っているという最悪な状況となっている。


素直に、アシュリーかトロシディス、3トップにリャイッチ、トッティ、イトゥルベ(ジェルビーニョ)を使えば良いだけなのだが。。。

確かにコンディションの低下と怪我人続出は同情に値するが、ガルシアの責任は相当大きい。

去年は左SBだけが不満だったが、今年は不満な部分が多すぎる。






対するインテルは、ようやくエルナネスを使った4312にしたため、強い。

エルナネスをトップ下、ファンを左SB、グアリンを左インサイドと、完璧である。

辿りつくまで少し遅かったが。。。

ローマのゆるゆるの守備を完全に崩した。




このままこの酷すぎるメンバー選考と戦術を続けるのならば、ローマは宿敵ラツィオに2位を取られてしまう。

インテルは今後も、そして来シーズンもこのままで良い。

中心はエルナネスで行くべきである。

また、ヨヴェティッチかラベッシを獲れて、4312を継続するならば、一気にスクデット候補になれる。






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2015/04/26 18:44 | セリエA 試合速報COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

パレルモvsナポリ





パレルモ 3-1 ナポリ

14’ アシュラフ・ラザール
36’ フランコ・バスケス
65’ ルカ・リゴーニ

82’ マノロ・ガッビアディーニ




クリバリーを使わなくなってから4連勝と調子を上げていたナポリだったが、ナポリ以上に好調のパレルモの「要塞バルベラ」では無残にも散ってしまった。

開始早々にラザールの見事な無回転ミドルが決まり(それでも距離とコースを考えればラファエウは防ぎたかったところである)、あとはカウンターに滅法弱いナポリと、カウンターが滅法強いパレルモということで、試合は決まりである。

「異才」ディバラが見事なプレーで2ゴールを演出し、パレルモが快勝した。

今回も、チームの総得点の半分を決めているディバラとバスケスのアルゼンチンコンビの活躍で勝利したわけであるが、来シーズンは二人ともいないのであろうか。。。







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2015/02/15 18:34 | セリエA 試合速報COMMENT(8)TRACKBACK(0)  

サッスオーロvsフィオレンティーナ






サッスオーロはいつもの433でいつものメンバー。

クアドラードが移籍したフィオレンティーナは、久しぶりに433を選択。

サラー、ババカル、ディアマンティが並んだ。

試合は、フィオレンティーナのカウンター部隊であるトリデンテが大活躍。

初先発のサラーが素晴らしい活躍を見せた。

試合勘のなさを危惧していたが、何のその。

クアドラードはサイドに張って足下で貰ってからドリブルをする、いわゆるアクセントをつける選手だったが、サラーは快足を活かしてスペースをつくタイプなため、フィオレンティーナにとってはクアドラードよりも良いかもしれない。

クアドラードは、テクニックがあるわけではなく、動いてもらうことも少なかったため、悪い意味でも浮いていて、攻撃を止めてしまうことが多かったが(その代わりに良い意味でもアクセントにはなっていた)、サラーはチームのピースとしてプレーできるし、得点力もクアドラードよりも上だろうから、フィオレンティーナ、セリエAにはクアドラードより合っているかもしれない。

動きまわってスペースを付けるロッシがいない現状では、尚更である。

ただし、1試合だけであるから、まだ分からないし、相手が守備がゆるゆるでカウンターに滅法弱いサッスオーロだからこそ、ここまでハマったのもあるだろう。



試合は、そのサラーとババカルの快足コンビがサッスオーロをズタズタにして1ー3で快勝した。

モンテッラが最も得意とする本来の形である433が使えるようになったのは大きく(ただしゴメスがCFで合うかどうかは微妙)、これからのフィオレンティーナ、サラーには要注目である。





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2015/02/15 14:19 | セリエA 試合速報COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

ナポリvsパルマ







18日に行われた セリエA第16 節、ナポリ対パル マの一戦は、2ー 0でホームのナポ リが勝利した。

イタリア・スー パーカップを控え るナポリは、リーグ戦ここ4試合で3分 け1敗と苦しんでいる。特に前節ミラン 戦では低調なパフォーマンスに終始し、 0ー2で敗れていた。最下位パルマを相 手に白星を取り戻して、2014年の リーグ戦を締めくくりたいところだっ た。

タイトルが懸かった一戦を前にしたベニ テス監督は、イグアインをベンチに置い てスタート。1日のサンプドリア戦から 公式戦3戦連続ゴールを決めていたサパ タを先発で起用した。

すると、そのサパタが19分に先制点を もたらす。右サイドのマッジョが中央に グラウンダーのパスを入れると、ハムシ クが触らなかったボールがサパタの下 に。強烈なフィジカルを生かしてボール をキープし、見事に反転シュートを決め た。

良いスタートを切ったナポリは、30分 に追加点を奪う。ペナルティーエリア内 でボールを浮かせたカジェホンがゴッビ にファウルを受けてPKを獲得すると、メ ルテンスが決めて2ー0とした。

後半に入ってもナポリペースは続き、特 にカジェホンがチャンスに絡んだ。だ が、追加点は決まらない。

パルマは、途中出場のローディが放った ミドルシュートがポストを叩く場面も あったが、それ以外に大きな見せ場はつ くれず。不振を抜け出すきっかけはつく れなかった。

ナポリは、リーグ戦5試合ぶりの勝利を 手にして年内のセリエAを終了。22日に ユヴェントスとイタリア・スーパーカッ プを戦う。

ーGoal.comー





年内最後の試合であるし、これで流石にドナドーニも解任だろう。

しかし、パルマは売却中なため、ギラルディ会長がもうどうでもいいと思っていたり、監督人事は次の会長に任せるつもりならば、分からない。

今夏の補強をテキトーに済ませ、今まで何年もドナドーニを引っ張ってきたギラルディ会長の罪は重い。

これで、さらに降格ともなれば、最悪の会長となってしまう。



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2014/12/19 09:03 | セリエA 試合速報COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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