
セリエA第1節
ASローマvsフィオレンティーナ
IN:スタディオ・オリンピコ
ローマスタメン
433
デ・サンクティス
トロシディス マノラス アストーリ A・コール
デ・ロッシ
ピヤニッチ ナインゴラン
イトゥルベ ジェルビーニョ
トッティ
新加入のマノラス、アストーリ、コール、イトゥルベが早速スタメン。
良いメンバーである。
フィオレンティーナスタメン
4312
ネト
トモヴィッチ ゴンサロ サヴィッチ マルコス・アロンソ
ピサロ
ブリランテ バルガス
バレーロ
マリオ・ゴメス ババカル
相当苦しいメンバー。
4312は守備から入るためにローマに合わせた形だろう。(ローマはトッティが下りて4312になる。)
DF(元からメンバーがいない。)、中盤、前線と勝てる気がしないメンバー。
開幕から屈指のこのカード。
カウンターとポゼッションのローマ、ポゼッションのフィオレンティーナ。
難敵が相手とはいえ、ホームだしローマは勝ちたいところ。
○前半
○0~15分
ローマがポゼッションし、フィオレンティーナがブロックで待ち構える形。
フィオはラインは高めに保ち、プレスとブロックの併用。
上手く使い分ける。去年と同じ。
ローマが取られないから、結局低めのブロックになるが。
フィオレンティーナは取ったらポゼッションかカウンター。
上手く使い分ける。去年と同じ。
メンバーとフォーメーション的にはカウンター重視だとは思うが。
ローマは流動的なポゼッションにハイラインハイプレス。
両チームともやり方は去年と変わらない。
ローマが圧倒的に押し込む。
フィオレンティーナはローマのハイプレスの前に全くキープができない。
ローマは必殺のカウンターとショートカウンターもあるため、フィオが崩されるのは時間の問題か。
○15~30分
フィオはロングボール一発を多用するようになる。
ババカルとゴメスにキープさせ、そこからの攻撃を狙う。
ローマ相手でこのメンバーならその選択肢しかないだろう。
ちょっとこれは勝てる気がしないだろう。
圧倒的にローマが有利。
ローマはジェルビーニョがいつも通りストッパーになり、イトゥルベもまだそこまでフィットしていなく、この二人で詰まる。
新加入組では、A・コールは素晴らしいし、CBの二人は守備組織作りが抜群に上手いガルシアだから問題ないだろう。
27分、ナインゴランがボールを奪いショートカウンター、ジェルビーニョが抜け出し、シュートのこぼれ球をナインゴランが押し込む。1-0
A・コールの加入は単純にかなりプラスだし(ドドが出なくてすむ。放出された。)、ナインゴランも完全にフィットして素晴らしいプレーを見せている。
A・コールとナインゴランがかなり良いため、この左サイドでも素晴らしいパスワークが観れるのは去年から大きくプラスである。
既存のメンバーは相変わらず素晴らしい連携とプレー。
ピヤニッチも去年より良くなっているし、ストロートマンとフロレンツィよりも、ナインゴランとイトゥルベとの相性のほうが良いことも大きい。
ナインゴランはストロートマンよりも動き回るため、イトゥルベは足元で貰えるし、ピヤニッチにリターンできるため。
去年よりも自由にボールに絡めるため、格段に良いプレーになっている。
この戦術(というかメンバー)はピヤニッチは相当やりやすいだろう。
あとはイトゥルベのフィット待ちと、カスタン、マイコンの復帰待ちぐらいである。
○30~45分
モンテッラはこのメンバーでなら仕方ない。
去年も、苦しいメンバーながらある程度の良い組織を作り、あとはロッシ頼みという形だったため、やはりロッシがいないと厳しい。
バルサ(レベルは勿論かなり落ちる。)にメッシがいない感じ。(しかも今回は他のメンバーもやばい。)
ブリランテ→イリチッチ。怪我か、何も出来ていなかったからか。
そのまま右インサイドに入る。
キープしたいためと思われる。
ローマのほうは、とにかくトッティが凄い。
一人だけ明らかに自由に動き、ひたすらボールに絡む。(他もかなり流動的。)
トッティが素晴らしいパスと連携を見せるが、ジェルビーニョの足元とイトゥルベがフィットしていないことにより、そこで取られる。
その二つさえなければ、あと1点はすでに入っている。
それくらいローマは素晴らしいプレーを見せている。
フィオは特に良いところはない。
アウェーでローマ相手と言う時点で詰んでいるから仕方ないが。
前半終了。
攻めればカウンターでやられ(フィオは押し上げないと攻められない。)、守りを固めてもポゼッションで崩される。
守備が弱いため、自分たちのサッカーができなければ厳しいフィオレンティーナでは、ローマのように圧倒的なポゼッションができて、しかも苦手な必殺カウンターまで持っているチーム相手には為す術がない。
攻撃も、ローマの完璧な守備の前に何もできなかった。
フィオの中盤ではローマの黄金の中盤とトッティをとてもじゃないが抑えられないため、完全にやりたい放題にやられている。
前述通り、イトゥルベとジェルビーニョが唯一の救いである。
ジェルビーニョはカウンターとポゼッションからの一発という武器があるため絶対に必要で、イトゥルベももう少しフィットすれば貴重な選手となれるが。
テクニックがあってポゼッションに加われて、個人技で守備をこじあけて自ら決めることもでき、去年はいなかった貴重な前線のレフティなため(ガルシアはレフティーが大好きだし、前線はガルシアに限らずレフティはいたほうが良い。)、イトゥルベは早く大きな武器にしたいところである。
○後半
○45~60分
フィオはロングボールは辞め、ポゼッション重視にする。
カウンターでやられようが、これしかない。
多少無理やりなポゼッションだが、ピサーロがいるし、問題ない。
ローマは待ち構えてカウンター。
切り裂いていく。
ジェルビーニョが3度ほど決定機を迎えるが、そこはもちろんジェルビーニョクオリティで決められない。
フィオも惜しいシュートは放つが、そこは圧巻のデ・サンクティス。
サンクティスとトッティの大ベテラン二人が、今年も問題なくプレーできそうなのは大きい。
○60~75分
ババカル→ホアキン。
ポゼッションしたいならババカルは邪魔なため、良い交代。
これでまともなポゼッションになるだろう。
ローマが完全に待ち構えているというのもあるが、フィオがやっとらしいプレーになってきた。
ポゼッションから崩していく。
マノラス→ケイタ。
入ったばかりだし、崩され始めていたからだろう。デ・ロッシをCBに。
トッティ→フロレンツィ。
スタンディングオベーション。
休ませと守備を考えてだろう。
バルガス→アクイラーニ。
さらに攻撃色、ポゼッション色を強めるためだろう。
イトゥルベ→リャイッチ。
今日は何もできなかったイトゥルベ。今後に期待である。
○75~90分
ローマが守備を固めて締めに入る。
カウンターで牽制もする。
ローマは守備が相当固いうえに、最後にはデ・サンクティスが控えているのだから、点を獲るのは非常に難しい。
ノイアーと甲乙つけがたいが、やはり今年もデ・サンクティスがナンバーワンかもしれない。
去年と一昨年は間違いなくサンクティスが世界一だった。
ノイアーは足元という付加価値が尋常ではないし、チームのパフォーマンスも考えたらノイアーだが、セービング能力だけなら圧倒的にサンクティスである。
今年は分からないが。
とにかくサンクティスは物凄いということである。
CLでノイアーとの直接対決があるため、ぜひ注目していただきたい。ベナティアの裏切り対決もある。
ロスタイム、ジェルビーニョがカウンターから決める。2-0
この試合はナインゴランがとにかく凄い。
動きもテクニックもかなり(×3)成長したし、完全にローマにフィットした。
ストロートマンがいなくても、これなら安心である。
試合終了。
ローマが貫録を見せた試合であった。
去年と変わらない素晴らしいクオリティに、コール、ナインゴラン、ピヤニッチ、そしてドドがいないということで大きくプラス。
アストーリ、ケイタ、コール、イトゥルベで層が厚くなった。
ベナティアは残念だが、マノラスも良い選手なため、早くフィットしたいところ。
イトゥルベもフィットすれば大きな戦力になる。
今年も非常に楽しみなチームである。
懸念材料はトッティの怪我くらい。
相変わらず今年もトッティにおんぶにだっこが続きそうである。
ちなみにもうすぐ38歳。
フィオは、メンバーがメンバーだっただけに、この試合は仕方ない。
去年と同じにしてからは良かった。
ロッシの早い復帰が待たれる。
DFはいい加減早く補強しよう。
では。
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2014/08/31 05:49 |
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